フランス資本で製作されて世界的にも、芸術か？猥褻化か？と物議を醸した映画「愛のコリーダ」で、女優松田英子と愛欲に溺れる男女を熱演した藤竜也さん。私生活では、当時所属する日活の看板女優だった芦川いづみさんと１９６８年委結婚されて、今現在でもおしどり夫婦として知られています。そんな藤竜也さんについて調べてみました。
２０２３年７月１１日にテレビ朝日「徹子の部屋」に藤竜也さんは出演され、結婚した芦川いづみさんとの現在の生活の様子を話されています。
妻の芦川いづみさんは、６歳年上の元日活の看板女優のお一人です。馴れ初めは石原裕次郎さんが取り持ったとのことです。
藤竜也さんは若い頃から妻とハグするなど仲良しだったと言います。しかし、現在は我慢していることもあるというのです。一体どういうことでしょうか。
１９６２年に日活映画でデビューした藤竜也さん。２０２２年で俳優生活６０周年を迎えました。２０２２年１月１７日にも『徹子の部屋』に出演されてデビューのきっかけを話されています。
大学時代は娯楽と言えば映画ぐらいしかなく、公開されるたびに劇場に足を運んでいたとのことです。２０歳当時、藤竜也さんには宝塚好きの彼女がおり、「一度でいいから宝塚を一緒に観に行って欲しい。」と言われて銀座でデートをしていました。待ち合わせ場所で待っていたところ、「映画俳優になる気はないか？」とスカウトされたと言います。「詐欺とは思わないけどね、なんか悪いヤツじゃないかと思いました。」と当時を振り返っています。
不安に思うも連絡先を教えた藤竜也さん。直後自宅にハガキが届いたといいます。そして後日日活本社へ向かいました。「今に至るまでこんな偶然がね。本当にだからもう、運だけで生きているようなもので。」と述べられています。大学時代の彼女と一緒に、映画「華麗なる千拍子」を見に行く途中でのスカウト。実は学校をさぼってのデートだったと言います。彼女が待ち合わせ時間に遅刻しなければ、スカウト・デビューは無かったということになります。
藤竜也さんが結婚した妻の名前は「芦川いづみ」といい、日活の女優でした。年齢差は６歳で妻芦川いづみさんの方が年上になります。二人は初めての出会いから交際期間わずか１カ月足らず、１９６８年に入籍されます。
妻で女優の芦川いづみさんは家庭に専念するべく、同年公開の映画「狐島の太陽」を最後に芸能界から引退されます。以後テレビなどにも出演されていません。芦川いづみさんは、本名「伊藤幸子（旧姓：芦川）」と言い、１９３５年１０月６日生まれ、東京市滝野川区田畑町（現・北区田端）のご出身です。妻・芦川いづみさんは２０２３年でデビュー７０周年を迎えました。美しく、可愛らしい芦川いづみさん。
新人俳優の藤竜也さんが一人占めしたことで世間からバッシングを受けたことには納得です。芦川いづみさんは、あの吉永小百合さんも憧れた日活黄金期の大スターです。「和製オードリー・ヘプバーン」とも言われたほどです。
藤竜也さんと芦川いづみさんの馴れ初めは、お二人とも日活に所属していたことです。先輩後輩という関係で出会い、愛を育んでいきます。
当時、藤竜也さんは駆け出しの俳優で知名度は低く、お二人は世間にバレないように交際していたと言います。ある日、日活の先輩・石原裕次郎さんと雑談していた際に「ガールフレンドの一人や二人くらいいるんだろう？」と質問された藤竜也さんは、交際する彼女が大女優・芦川いづみさんであると言いづらく、「慶大の学生です。」と嘘をついてしまったそうです。
後日嘘はいけないと思い石原裕次郎さんの自宅へ事実を伝えに行ったところ、「そうか、竜也、あとはオレに任せろ。」と役者やスタッフなどに「二人は一緒になるから、ひとつよろしく。」と報告してくれたと言います。「私の敬愛する石原裕次郎さんのおかけでね。本当は、ならぬ恋なんだろうけども、まとめてくださいまして。」と述べられています。
しかし、結婚後は大物女優と新人俳優ということから格差婚と言われ、日活では無視されるようになり、挨拶しても返してもらえない日々が続きました。結婚と同時に引退した芦川いづみさんは、日にとっては稼ぎ頭だったこともあり大きな要因かもしれません。
世間からの風当たりも強かったようですが、それが仕事へのモチベーションにつながったといいます。「やっぱり家内にも、取り持ってくだすった石原さんに対してもね、頑張らなきゃっていう、それはありましたね。」と語っておられます。
そんな苦悩もあった藤竜也さん、現在は８０代になった二人はおしどり夫婦として仲睦まじく暮らしています。現在、趣味は「妻」と話す藤竜也さんは、２０２２年１月１７日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」では、妻芦川いづみさんとのプライベートを赤裸々に話されています。
２０歳の頃からタバコを吸い愛煙家として知られる藤竜也さんは、朝ドラ「おかえりモネ」のオファーを受けたとき、覚悟を決めたといいます。撮影は寒さ暑さで長期に渡る過酷なものでした。さらにコロナ禍のため、乗り切れるか不安を覚えたそうです。「これはよほどね、気合を入れて頑張んなきゃダメだと。」あることを決意しました。大好きなタバコをやめたら、相当気合を入れることになるんじゃないかと考案したそうです。「神様もなんとか（乗り越えさせてくれると）…そう思ったらね、簡単にやめましたね。」と述べられています。
過去、一度禁煙するも１か月半で挫折したそうです。今回はコロナの恐怖と仕事の責任感から大成功となり、妻の芦川いづみさんからも「よくやめられたわね。」と褒められたのだと言います。
夜７時に就寝し、明け方３時半に起床していたという藤竜也さん。芦川いづみさんは尽くすタイプなので、藤竜也さんに合わせて一緒に起床していたのだと言います。
２０１９年、「徹子の部屋」で共演した松原智恵子さんに「（いづみちゃんのために）もう少しゆっくり起きたら」と促されました。以後、芦川いづみさんのために起床時間を調整しているそうです。「あの（徹子の部屋）翌日から、朝はもう６時半までベッドで我慢して。テレビ見ながら時間つぶして。」と語っています。
冒頭で述べた我慢していることは、起床時間についてでした。３時半に起きたら妻に迷惑がかかると思い、耐えているとのことです。藤竜也さんは妻思いの優しい夫であることがわかります。
さて、藤竜也さんと芦川いづみさんの間には息子が一人誕生しています。生まれた月日はついては不明ですが、１９７１年であることはわかりました。現在、息子さんは５０代になっています。
ともかくネット情報を含め、藤竜也さんと芦川いづみさんのお子さんについての情報はほとんどありませんでした。決してご夫婦で極秘にされているわけではないようですが、インタビューやテレビ番組などで質問を受けて答える機会が無かったのかもしれません。
また、「藤竜也の息子は俳優になったのではないか？」との噂もありますが、俳優ではなく一般人として暮らしているようです。過去に「芸能界でない世界で働く息子がいる。」とスポーツ報知のインタビューに答えておられます。
そんな息子さんには、逮捕されたことがあるという噂もありましたが、真相はどうなのでしょうか。俳優などが逮捕されたという噂が出回っているようですが、根拠があるわけではなく、単なる噂にすぎないことがほとんどです。ましてや藤竜也さんの息子さんについては情報がないので、なぜそんな噂が流れたのかは不明です。
ところで、映画「それいけ！ゲートボールさくら組」の公開記念舞台あいさつでちょっとした面白いことがありました。
この作品は藤竜也さん演じる７６歳の織田桃次郎が、高校ラグビーで一緒に戦った同級生たちと約６０年振りに再会し、ゲートボール大会の優勝を目指すスポ根コメディとなっているものです。
本田望結さんは、藤竜也さんらにスパルタ教育でゲートボールのイロハを叩き込まれていく女子高生を演じています。ゲートボールについて本田望結さんは「絶対カンタンやん！」と思っていたそうですが、実際にはゲートボール専用スティックにボールを当てるのも大変だったそうです。
藤竜也さんも「ゲートボールのシーンはCGでやると言われていたのに、現場に行ったら、(ゲートに）入るまで何度もチャレンジすることになった…」と、監督にチクリと述べました。
それに対して監督は「本田さんのせいでもあります。本田望結さんが上手すぎるからさくら組（藤さんたち）もいけるんじゃないかと…。」と本田さんに責任転嫁しました。
本田望結さんは咄嗟に「やめて下さい！」と述べています。
「この歳になると、来年の春に桜が見られたらいいって思うだけ。映画って作ってから上映までタイムラグがあるから、来年公開と言われて、『オイオイ、オレは見られるのか』って思う。
長生きすると人生は喜劇的になりますよね。」と述べられています。
最近でも毎年映画やドラマに出演されている藤竜也さんですが、いつまでもお元気で活躍して欲しいと思います。芦川いづみさんとも末永く仲良くしていただきたいものです。
