マレーシア ラグビーニュース − 2025年上期

2025年2月

KLタイガース国際ラグビー10人制大会の開催 (2月22日-23日)

 クアラルンプールのブキット・キアラ乗馬・カントリーリゾートで、KLタイガース国際ラグビー10人制大会が開催されました。
 この大会は、地域の主要なユースラグビー大会の1つとして認識されており、マレーシア、シンガポール、香港、日本から168チームが参加しました。
 日本からは、「藤田塾」がU11に参加し、この部門で優勝しました。
 U6からU18までの各年代の若いラグビーの才能が集結し、ベテランマッチや女子タッチラグビー部門も設けられました。

 特に注目すべきは、U15からU17の選手を対象とした新しい15人制の競技が導入されたことです。
 KLタイガースクラブのプレジデントであるアッティラ・エマム氏は、7,000人以上の選手と観客が予想され、ラグビーの核心的価値である誠実さ、情熱、チームワーク、規律、尊重を大会が維持していると述べました。

 この大会は、単なる競技ではなく、マレーシアにおけるコミュニティ、スポーツマンシップ、ユースアスリート育成の祝典と位置づけられています。
 観客は無料で入場でき、国際的なユースラグビーの興奮とエネルギーを体験することができました。
 マレーシア青年スポーツ省およびマレーシア観光芸術文化省傘下のマレーシアコンベンション&エキシビションビューロー(MyCEB)が支援しました。

2025年4月

アジアラグビーエミレーツ男子選手権プレーオフ:スリランカ対マレーシア (4月19日)

 スリランカとマレーシアの間で、2027年ラグビーワールドカップへの道の一部となるアジアラグビーエミレーツ男子選手権のトップティアへの昇格/降格プレーオフが行われました。
 この試合はスリランカのコロンボにあるレイスコーススタジアムで開催され、スリランカが59-19でマレーシアに勝利しました。これにより、マレーシアはアジアラグビー選手権のディビジョン1に降格となりました。
 マレーシアラグビー協会は、この大敗を受けて、再建と改善のためのポストモーテム(事後検証)を行うと発表しました。

2025年6月

2025年アゴンスカップにおける外国人選手の出場枠増加 (6月14日)

 マレーシアラグビーは、2025年のアゴンスカップ(国内大会)において、各チームが登録できる外国人選手の数を従来の4人から7人に増やすことを決定しました。これは、大会の競争力を高め、チームに多様な選択肢を提供することを目的としています。
 管理人は、1997年にサラワク州代表としてアゴンスカップに「外国人」として参加しました。当時は、チームに外国人登録者数は3人(サラワク州チームには、NZ、AUS、JPNの3人だったので、もしかしたらルールは4人までだったかもしれません)で、同時出場は2人でした。警察チームや軍隊チームには、AUSの外国人がいました。

 また、マレーシアラグビーリーグ(MRL)を2026年に復活させる計画も総会で議論され、全加盟団体が満場一致で同意しました。MRLは2019年以来開催されていませんでした。

2025年7月

マレーシアラグビーリーグの2025年開催なし (7月7日)

 マレーシアラグビーユニオン(MRU)は、マレーシアラグビーリーグ(MRL)が今年中に復活するという憶測を否定しました。現在の優先事項はアゴンスカップであり、2025年にはリーグ戦を計画していないと述べています。しかし、2026年のMRL復活に向けては取り組んでいると確認しました。
 これらのニュースは、マレーシアラグビーが国際大会での結果を受けて改善を目指し、国内リーグの再開に向けて動き出している状況を示しています。

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