果物の王様ドリアン - クチンでの美味しい食べ方

ドリアン(Durian)は、「果物の王様」とも呼ばれる、強い香りと独特の味を持つトロピカルフルーツです。
東南アジアを中心に栽培され、特にタイ、マレーシア、インドネシアで人気があります。

ドリアンとは?

・特徴
外観
大きな楕円形または丸い形です。硬くて鋭いトゲに覆われています。重さは1~3kgほどです。

香り
強烈な臭いが特徴で、「腐ったタマネギ」「下水」「ガソリン」と形容されることもあります。
一方で、熟したドリアンは甘くクリーミーな香りを持つと感じる人もいます。
ニオイが強烈なために公共交通機関やホテルで持ち込み禁止の場所もあるので注意してください。

味と食感
クリーミーで濃厚な甘みとコクがあり、カスタードのような口当たりです。
品種によってはチーズ、ナッツ、キャラメルのような風味があります。

栄養価
ビタミンC、B群、食物繊維、カリウムが豊富です。エネルギーが高く、100gあたり約140~150kcalとなっています。

・東南アジアの主な品種
モントーン(Monthong)(タイ)
 甘くてクリーミー、臭いが比較的控えめで初心者向けです。

ムサンキング(Musang King)(マレーシア)
 濃厚でリッチな味わい、苦味と甘みのバランスが良いです。

ドゥリアン・メラ(Durian Merah)(インドネシア)
 珍しい赤い果肉を持つ品種です。

・食べ方
 種を取り除き、スプーンですくって食べます。おすすめは、種を手づかみして口の周りを汚しながら食べるのが一番楽しく食べることができました。
 デザートとして、アイスクリーム、ケーキ、シェイク、プリンに加工して食べることもあります。
 料理として、東南アジアではドリアン入りの餅や粥、ココナッツミルクと一緒に食べることもあります。
 ドリアンを一番おいしく食べるコツは、木から落ちて出来るだけ早く食べることです。匂いも甘い匂いしかしません。露天商で、お昼まで(これが一番重要)に、甘い香りしかしないドリアンを選んで、その場で手づかみで頂くのが一番おいしかったです。

・注意点
 消化に時間がかかるため、食べ過ぎると胃もたれの原因になります。
 アルコールと一緒に摂取すると消化不良や血圧上昇のリスクがあると言われています。
 臭いが強いため、ホテルや公共交通機関での持ち込みが禁止されていることがおおいです。

マレーシアのドリアン

マレーシアのドリアンは?
・マレーシアの主なドリアン品種と果肉の色
  ムサンキング(Musang King)
 - 鮮やかな黄金色の果肉
 - クリーミーで濃厚な甘みと少しの苦味が特徴
 - 高級品種として有名
  D24(スルタン / Sultan)
 - 淡い黄色~オレンジ色の果肉
 - バランスの取れた甘さと苦味
 - ムサンキングよりも手頃な価格
  XO
 - 淡い黄色~クリーム色の果肉
 - アルコールのような発酵した風味が特徴
 - 柔らかめの食感
 カンポン・ドリアン(Kampung Durian)
 - 野生や一般家庭で育てられる在来種
 - 果肉の色は白っぽいものから淡黄色までさまざま
 - 品種によって味が異なり、甘いものや苦みのあるものがあります。

サラワク州クチンでのドリアンの楽しみ方

サラワク州クチンでドリアンを楽しむための情報をお伝えします。​
・ドリアンのシーズン
マレーシア全体では、ドリアンの旬は年に2回あり、主なピークは6月から8月の夏季とされています。 ただし、サラワク州クチンでは、12月から翌年2月にかけて雨季が続きます。
​この時期は降雨量が多く、ドリアンの収穫や市場での流通に影響を及ぼす可能性があります。
​そのため、クチンでドリアンを楽しむ最適な時期は、6月から8月の乾季と考えられます。​

主なドリアンの品種
マレーシアでは、多くのドリアン品種が栽培されています。​以下に代表的な品種をいくつか
ご紹介します。​
・ムサンキング(猫山王):​濃厚な甘みとクリーミーな食感が特徴で、黄金色の果肉を持ち、高級品種として知られています。​
・D24:​比較的あっさりとした味わいで、ドリアン初心者にも食べやすいとされています。​
・D88:​強い香りとクリーミーな味わいが特徴で、熟成されたチーズのような風味を持つと評されることがあります。​

サラワク州独自の品種として、以下のものがあります。​
・ドリアン・イス:​野生種で、小ぶりな球形をしており、針のような尖ったトゲが特徴です。
 熟しても強い臭いがなく、果肉はオレンジ色で甘みがありますが、コクはやや控えめとされ
 ています。 ​

 これらの品種は、現地の市場や屋台で見かけることができるでしょう。​訪問時には、ぜひさまざまな品種を試して、お気に入りのドリアンを見つけてください。​
 繰り返しになりますが、露天商で、お昼まで(これが一番重要)に、臭みの無い、甘い香りしかしないドリアンを選んで、その場で手づかみで頂くのが一番おいしかったので、ぜひ挑戦してみてください。



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