マンゴスティン(Mangosteen)は、熱帯地域で育つ果物で、「果物の女王」とも呼ばれています。厚い紫色の皮と、
白くジューシーな果肉が特徴です。
基本情報
学名: Garcinia mangostana
原産地: 東南アジア(タイ、マレーシア、インドネシアなど)
味: 甘酸っぱく、ライチやピーチに似た上品な風味
食べ方: 皮を手やナイフで割り、中の果肉を食べる
栄養素: ビタミンC、食物繊維、抗酸化物質(キサントン類)を含む
マンゴスティンの魅力
甘酸っぱい絶妙な味
ジューシーで爽やかな甘さがあり、ライチや白桃に似た風味。
豊富な抗酸化物質
キサントンというポリフェノールが含まれ、健康効果が期待される。
希少性が高い
生のマンゴスティンは保存が難しく、日本ではあまり流通していない(冷凍や缶詰なら手に入りやすい)。
選び方と保存方法
・マンゴスティンの選び方と保存方法
選び方: 皮が濃い紫色で、弾力があるものを選ぶ。硬すぎると熟しすぎ。
保存方法: 常温で数日保存可能だが、長期間保存する場合は冷凍が良い。
マンゴスティンについて豆知識
「果物の王様」とされるドリアンと対になる存在です。
東南アジアでは「果物の王様=ドリアン」、「果物の女王=マンゴスティン」と言われています。
マンゴスティンの皮は薬用にも使われています。
伝統的に皮を煎じて飲むことで、整腸作用や抗炎症効果があるとされています。
サラワク州クチンでのマンゴスティンの楽しみ方
マレーシアのサラワク州クチンでマンゴスティンを楽しむのに最適な季節は、6月中旬から9月頃です。
この時期はマンゴスティンの最盛期で、果物の王様と称されるドリアンやランブータンなど、他のトロ
ピカルフルーツも豊富に出回ります。
また、クチンでは7月後半から8月中旬にかけて「クチン・フード・フェスティバル」が開催されます。
このイベントでは、サラワク州の多彩なグルメや伝統料理を楽しむことができ、マンゴスティンなどの
旬のフルーツも味わえる絶好の機会となっています。
マンゴスティンは、みずみずしい甘酸っぱさが特徴のフルーツで、「果物の女王」とも称されています。
皮は指で簡単に剥けますが、指が赤く染まることがあるので注意が必要です。 また、皮の内側には小さな
アリが付いていることがあるため、食べる前に水に浸けて洗うと良いでしょう。
7月後半から8月中旬の時期にクチンを訪れ、マンゴスティンをはじめとするトロピカルフルーツや
地元の美食を堪能してみてはいかがでしょうか。
マンゴスティンの美味しい食べ方
外皮を柔らかくする
マンゴスティンの皮は厚くて硬いですが、少し力を加えると割れます。皮を両手で軽く押すようにして、
割れ目を作る。
皮を割る
割れ目ができたら、指で広げて中の白い果肉を取り出します。ナイフを使う場合は、マンゴスティンの
周囲に軽く切れ込みを入れてから、手で割るときれいに開けられます。
注意 : 果汁が衣服に付くと落ちにくいので気をつけましょう!
・果肉を食べる
白い果肉は房に分かれており、そのまま口に入れて食べます。種が入っている房もあるので、噛まずに
口の中で種を取り出しましょう。種は食べられません。
・食べ終わったら手を洗う
皮の内側には赤紫色の色素があり、手につくと落ちにくいので、早めに洗いましょう。
・マンゴスティンをおいしく食べるコツ
冷蔵庫で冷やしておくと、より爽やかでおいしい!
ジュースやデザートにするのもおすすめ!(スムージーやヨーグルトに入れると美味)
皮はお茶やスキンケアに使われることも!(抗酸化成分が豊富)
最後に
マンゴスティンはシンプルにそのまま食べるのが一番おいしいですが、ぜひいろいろな食べ方を試してみてください!